米大統領選で不正証拠なし トランプ氏腹心の司法長官も否定

バー米司法長官=10月(AP=共同)

 【ワシントン共同】バー米司法長官は1日、AP通信のインタビューで、大統領選の結果に影響を与えるような不正の証拠は見つかっていないと述べた。トランプ大統領は根拠を示さず大規模な不正があったと主張し、バイデン次期大統領の勝利を認めていないが、腹心としてトランプ氏を支えてきたバー氏からも否定された。

 トランプ陣営はバイデン氏が接戦を制した6州で訴訟や票の再集計要求を重ねてきたものの、いずれの州当局もバイデン氏勝利を認定。バー氏が不正を否定したことで一層の打撃となった。

 バー氏は「異なる結果をもたらす可能性がある規模の不正はこれまで目にしていない」と語った。


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