関西広域連合長に仁坂氏 設立10年、初の交代

関西広域連合長に選出され、記者会見する仁坂吉伸和歌山県知事(右)と現連合長の井戸敏三兵庫県知事=25日午後、大阪市

 関西広域連合は25日、大阪市で参加自治体の首長らによる連合長選挙を実施し、仁坂吉伸和歌山県知事を選出した。現連合長の井戸敏三兵庫県知事は12月3日の任期満了で退任する。2010年12月の広域連合設立以来、連合長の交代は初めて。

 記者会見した仁坂氏は「地方分権をどのように進めるかを主張していくことが大切だ」と強調した。同席した井戸氏は「新型コロナウイルスの流行を契機に都会から地方への回帰という新しい波が来ている。バトンタッチする良い機会に恵まれた」と述べた。

 仁坂氏は広域連合の発足からこれまで副連合長を務めてきた。連合長の任期は2年。


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