H2O、220億円の赤字へ 発足以降で最大、役員報酬を減額

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは30日、2021年3月期の連結業績予想を発表し、純損益が220億円の赤字(前期は131億円の赤字)になると見通した。政府の緊急事態宣言下で店舗を臨時休業したことが主因。07年の会社発足以降で赤字幅は最大となる見込みだ。荒木直也社長らの役員報酬を減額し、経営責任を明確にする。

 売上高は前期比18・6%減の7300億円と予想。新型コロナウイルスの影響は10月以降も残り、百貨店事業の業績を下押しするとした。店舗の休業は想定していないが、訪日外国人による売り上げが回復に向かうのは22年度ごろになるとしている。


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