職員コロナ感染で国連会合中止 日本の核廃絶決議採決も

 【ニューヨーク共同】国連総会のボズクル議長は26日、加盟国の国連代表部に所属する5人の新型コロナウイルス感染が確認されたとして、ニューヨークの国連本部で27日に予定されていた総会主要委員会の対面会合を全て中止すると加盟国に通知した。日本が総会第1委員会に提出した核兵器廃絶決議案が採決予定だったが、延期になるとみられる。

 国連外交筋によると、感染したのはアフリカ西部の国連代表部職員。国連は「感染ルートの確認」を会合中止の理由に挙げている。オンライン会合は対象外とみられる。

 国連本部は新型コロナの感染拡大に伴い、3月から職員を原則在宅勤務とした。


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