独外相「タイ国王の行動注視」 反体制デモで警告

26日、タイ・バンコクの交差点に集まった反体制デモの参加者(ゲッティ=共同)

 【バンコク共同】王室改革やプラユット首相の辞任を求めるタイの反体制デモを巡り、ドイツのマース外相は26日、ワチラロンコン国王が1年の大半を過ごすドイツで国事行為を執り行うべきではないとの立場から「ドイツ政府は国王の行動を注視している」と述べた。ロイター通信が伝えた。

 マース氏はまた「違法と見なすものがあれば、重大な結果をもたらす」と警告した。

 デモ隊は26日、バンコクのドイツ大使館に向けて行進。国王が同国から国事行為を行っているか調査を求める要望書を提出。反独裁を意味する3本指を突き出すポーズを取り「プラユットは出て行け」などとシュプレヒコールを上げた。


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