2020年10月20日 18:15 | 無料公開
愛知県の大村秀章知事が会長を務める芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」実行委員会が名古屋市に負担金支払いを求めた訴訟で、書面による準備手続きが20日、名古屋地裁であった。実行委側は同日までに、市の主張が「表現の自由の考え方に反する」などと反論する書面を提出した。
8月の第1回口頭弁論で、出廷した河村たかし市長は「政治的主張を含む作品の展示が公共事業として適切なのか」と主張していた。
これに対し、実行委は準備書面で「主催者は地方公共団体ではなく、芸術祭は公共事業でもない」と指摘した。