2020年10月20日 13:14 | 無料公開
ハバナの在キューバ米大使館=2017年10月(共同)
【ニューヨーク共同】キューバ駐在の米外交官らが聴覚障害などの不調を相次いで訴えた問題で、19日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、ロシアの「マイクロ波」によるとみられる攻撃が原因と伝えた。キューバ駐在の44人と中国駐在の15人が、米医療機関で治療や検査を受けたとしている。
マイクロ波兵器の開発や使用に実績のあるロシア政府が背景にいるとの見方にもかかわらず、ロシアとの関係改善を目指すトランプ政権は実態解明に消極的で、被害情報などを専門機関と共有することにも後ろ向きだという。 「ハバナ・シンドローム」と呼ばれる症状は、聴覚障害や脳損傷などが特徴。