明治神宮野球大会、コロナで中止 団体移動リスク考慮、32年ぶり

 日本学生野球協会と明治神宮は9日、新型コロナウイルスの影響で、11月20日から神宮球場で開催予定だった第51回明治神宮大会を中止すると発表した。感染者の多い東京へ団体で移動することなどのリスクを考慮し、開催は困難との結論を出した。同大会の中止は昭和天皇の病状悪化で自粛した1988年以来で32年ぶり2度目。

 大会は大学の部が70年、高校の部が73年に始まり、アマチュア野球の主要大会として開催されてきた。高校優勝校の所属地区に割り当てられることになっている、来春の第93回選抜大会の「神宮大会枠」については、主催者が今後に臨時の運営委員会を開いて審議する。


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