物価上昇2%超の容認も ラガルド氏、緩和期待維持

 【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は30日、現在2%弱としている物価上昇率目標に関し、一時的に2%を超えるのを容認する可能性があることを示唆した。目標を柔軟にすれば、金融緩和継続への期待を維持できるとみられる。

 ドイツ・フランクフルトで、現在進めている金融政策の枠組み点検について講演した。市場関係者らからは、物価目標の枠組みを柔軟化した米連邦準備制度理事会(FRB)に追随するとの見方が出ている。ECBは、2021年中に点検を終える見通しだ。


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