米国連大使、台湾の加盟訴え 中国反発「強い憤り」

 【ニューヨーク共同】米国のクラフト国連大使は29日、台湾政府などが主催したオンラインイベントに出席し「世界は台湾が国連に完全加盟することを必要としている」と訴えた。中国国連代表部は声明で「強い憤りと反対を表明する」として、台湾との接触をやめるよう米国に要求した。

 トランプ米政権は中国に対抗し、台湾を支援する姿勢を強めている。台湾の蔡英文総統はツイッターで「台湾の公衆衛生と経済発展への貢献を認め、国連システムへの参加を支援してくれた」とクラフト氏への感謝を表明した。

 台湾は1971年の中国の国連加盟を受け、国連から追放された。


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