2020年9月29日 18:12 | 無料公開
政府は11月中旬を軸に調整している秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」に関し、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、週内にも開催可否を最終判断する。式の終了後、先送りしてきた安定的な皇位継承策の本格検討に着手する。国会や世論を二分するテーマだけに意見集約の難航は必至。次善の策として、皇族の減少に対応するため、女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」創設の是非に踏み込むかどうかが焦点になりそう。
皇室典範は、女性皇族が天皇、皇族以外と結婚したときは皇籍を離れると定めている。
加藤勝信官房長官は29日、女性皇族数の減少に関して「先延ばしできない重要な課題」と指摘した。