2020年9月26日 19:04 | 無料公開
シンポジウムで発言する根本かおる国連広報センター所長(右)。左端はリモートで参加したジャパネットたかた創業者の高田明さん=26日午後、東京都内
国連が定めた「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」の26日、オンラインでシンポジウムが開かれた。平和問題に関心を寄せる通信販売大手ジャパネットたかた創業者の高田明さん(71)が基調講演し、経営難のサッカーJ2長崎を再建した経験を踏まえ、核廃絶運動について「残す、変える、加える」が必要だと強調した。
自国第一主義が台頭する世界の現状に危機感を表し、新型コロナウイルス感染拡大や自然災害激甚化を例に「今までのやり方では駄目」と指摘。J2長崎と「高校生平和大使」が連携して平和活動をしたことも紹介し「伝えることを進化させないといけない」と取り組みの変革を訴えた。