豪でさらにクジラ200頭が座礁 タスマニア島の西海岸、大半死ぬ

 【シドニー共同】オーストラリア放送協会などは23日、同国南東部タスマニア島の西海岸で新たに約200頭のゴンドウクジラが浅瀬に打ち上げられているのが見つかったと伝えた。大部分は死んでいるという。21日には数キロ北方で約270頭が見つかっており、座礁したクジラは計約470頭となった。

 21日に見つかったクジラのうち約90頭は22日までに死んだ。専門家らが救出作業に乗り出し、約30頭を沖合に戻したが、再び浅瀬に打ち上げられるクジラもいるなど作業は難航。

 浅瀬に迷い込んだ原因は依然不明。群れを率いるリーダー格が進路を誤り、他のクジラが続いたなどの見方が出ている。


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