65歳以上の高齢者、最多更新 団塊世代が全員70代に

総務省(中央合同庁舎2号館)

 総務省が20日発表した人口推計によると、15日時点での65歳以上の高齢者は前年比30万人増の3617万人で過去最多を更新、総人口に占める割合も0・3ポイント増の28・7%で過去最高となった。21日の敬老の日を前に集計した。第1次ベビーブーム(1947〜49年)に生まれた「団塊の世代」が全員70代となり、70歳以上は78万人の大幅増で2791万人。高齢化社会に拍車が掛かった。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計では、第2次ベビーブーム(71〜74年)生まれが65歳以上となる2040年には、高齢者の割合が35・3%にまで上昇する見込み。


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