国勢調査装う詐欺に注意呼び掛け 預貯金や口座、教えないで

国勢調査を装う詐欺に注意を呼び掛ける消費者庁が作成したチラシ(同庁提供)

 居住地や就業状況を尋ねる5年に1度の「国勢調査」が始まったことに伴い、調査員を装って年収や貯金額を聞き出そうとする虚偽の訪問や電話が増加する恐れがあるとして、消費者庁は注意を呼び掛けている。

 担当者は「詐欺や強盗の前兆となるアポ電(アポイントメント電話)の可能性もある。本当の調査は預貯金や口座番号などを尋ねない」と話した。不審な問い合わせがあった場合、消費者ホットライン(局番なしの188)への連絡も求めた。

 消費者庁は、調査員が携帯する身分証やインターネット上の回答サイト、郵送する際の返送先に関する正しい情報をまとめたチラシを作成し、各自治体に配布した。


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