国枝慎吾、パラ開催一歩近づけた 組織委とオンライン意見交換

東京五輪・パラリンピック組織委との意見交換に、リモートで参加した車いすテニスの国枝慎吾。右は組織委の遠藤利明会長代行、左は室伏広治氏=18日、東京都中央区(代表撮影)

 テニスの全米オープン車いすの部で男子シングルスを制した国枝慎吾(ユニクロ)が18日、東京五輪・パラリンピック組織委員会とオンラインで意見交換し、大会で経験した新型コロナウイルス対策などについて情報を共有した。「世界中から選手が集まるという点でオリパラに近い大会。クラスター(感染者集団)が発生せずに終了し、オリパラ開催に一歩近づけた」と印象を語った。

 大会は選手と外部との接触を遮断した状態で行われた。現地到着から試合までの間に3度のPCR検査を受けたという国枝は「びくびくしながらではなく、いつも通りの集中力で試合に入れた」と話し、現地の徹底対策を評価した。


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