大手商社6社が減益、住商は赤字 経済停滞、資源下落が打撃

 大手商社7社の2020年4〜6月期連結決算が13日、出そろった。新型コロナウイルスによる世界的な経済活動停滞や資源価格の低迷などを受け、純利益は6社が減益となり、住友商事の純損益は赤字に転落した。

 住友商事は純損益が410億円の赤字(前年同期は797億円の黒字)だった。コロナの影響でマダガスカルのニッケル鉱山の開発事業が停止し、減損損失を計上したことが響いた。

 21年3月期の連結純損益予想は、三菱商事が前期比62・6%減の2千億円の黒字、住友商事が1500億円の赤字(前期は1713億円の黒字)と公表した。


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