韓国、大雨で地雷流出か 朝鮮戦争時に設置と推定

韓国北部の江原道・鉄原で、地雷を探す兵士=7日(韓国軍提供・聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国で全国的な大雨が続く中、韓国軍は10日までに、北朝鮮との軍事境界線に近い北部の江原道・鉄原などで地雷3発が発見されたと明らかにした。韓国メディアが報じた。朝鮮戦争(1950〜53年)当時に韓国軍が設置したものと推定され、大雨で流出したとみられるという。

 軍事境界線を中心とした非武装地帯付近は数百万とも言われる地雷が埋められているとされる。朝鮮半島全域で雨が続いており、韓国軍は北朝鮮側から地雷が流されてくる可能性も考慮して地雷探知作業を進めている。

 韓国では異例の長い梅雨となっており、今月に入ってから少なくとも31人が死亡している。


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