2020年8月9日 00:11 | 無料公開
日本の大型貨物船から漏れた重油の拡散を防ぐダイバー=7日、モーリシャス沖(AP=共同)
インド洋の島国モーリシャス沖で商船三井が運航する日本の大型貨物船が座礁、燃料の重油が流出してサンゴ礁などが被害を受けた事故で、同社は8日、約1180トンの重油が入った燃料タンクが破損し、そこから漏れ出したと明らかにした。実際に流出した量は不明と説明している。
事故は現地時間の7月25日夜に発生した。五つのタンクに燃料の重油計約3800トンを積んでおり、うち約1180トンが入ったタンク一つが破損、8月6日に流出し始めたという。
現場の浅瀬にサンゴ礁が広がり、海岸沿いには国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に指定された区域もある。