東京・歌舞伎座が5カ月ぶり再開 久々の生の舞台に「感動」

約5カ月ぶりの公演再開で、開演を待つ客席=1日、東京都中央区の歌舞伎座(松竹提供)

 東京・歌舞伎座で1日、約5カ月ぶりに再開された歌舞伎公演「八月花形歌舞伎」では、新型コロナウイルス感染防止策が幾重にも取られる中、ファンたちが久々の伝統芸能の舞台を楽しんだ。

 訪れた埼玉県の女性(70)は「感動しました。やっぱり生の舞台はいいですね」。コロナ対策で観客は掛け声や飲食を控えるよう求められ、普段とは違う演出もあったが「違和感はなかった」と言う。50代の女性2人連れは「素晴らしかった」「出演者たちの舞台に懸ける強い思いを感じました」と満足していた。

 出演俳優の松本幸四郎さんは「新しい時代の、新しい歌舞伎の初日だと思っています」などとコメント。


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