中国清華大、改革派学者を免職 当局の圧力か

許章潤氏

 【北京共同】中国の著名な改革派学者で今月、公安当局に一時拘束された清華大の許章潤氏が、大学から免職を言い渡されていたことが14日、分かった。関係者が明らかにした。個人独裁色を強める習近平国家主席を批判し続けてきた許氏の言動を問題視した当局が、大学側に圧力をかけた可能性がある。知識人への言論引き締めに懸念が深まりそうだ。

 許氏は、四川省成都で買春した疑いがあるとして6日から12日まで当局に拘束された。関係者によると、清華大はその間に許氏の「教職を解き免職する」処分を決定したという。

 許氏の知人は「拘束は大学を免職するために仕組まれたものだろう」と推測した。


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