豪雨で回収流木が昨年の3倍超 八代海が9割、撤去急ぐ

熊本県八代市で行われる流木の撤去作業=11日

 九州を襲った豪雨の影響で熊本県の八代海などに漂流している流木の回収量が、熊本、鹿児島両県に大雨特別警報が出た4日からの9日間で、計約4500立方メートルに達したことが13日、国土交通省九州地方整備局への取材で分かった。昨年1年間の計約1353立方メートルの3倍を超えたが、漂流している流木のごく一部とみられ、国や県は撤去を急いでいる。

 同整備局によると、スギなどの流木のほかヨシといった植物も漂流。氾濫が起きた球磨川が注ぐ八代海での回収量が全体の9割を超えている。流木は大分県の別府湾でも確認されており、回収量をはるかに上回る流木などが漂流しているとみられる。


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