九州豪雨1週間、捜索・復旧続く 死者63人、ボランティア限定も

朝方までに降った雨で水量が増えた熊本県津奈木町の土砂崩れ現場。手前は行方不明者捜索の準備をする警察官=11日午前9時14分

 熊本、鹿児島両県に大雨特別警報が出た4日から1週間となった11日、九州各地の豪雨の被災地では活発な梅雨前線の影響により広い範囲で雨が降り、悪天候での捜索や復旧活動になる見通しだ。九州では10日時点で死者は計63人、行方不明は計16人となっている。

 これまでの災害では週末に全国からボランティアが駆け付けたが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各自治体では県内の参加者に限定する動きが出ている。

 国土交通省によると、球磨川や筑後川など10県で92河川が氾濫した。25県で計251件の土砂災害が発生し、最多は熊本県の52件となっている。


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