エールフランス7千人削減 航空需要の減少、22年末までに

3日、パリ近郊にあるエールフランス本社前で行われた従業員による抗議行動(AP=共同)

 【パリ共同】フランス航空大手エールフランスは3日、新型コロナウイルスによる航空需要の減少に対応するため、グループ内で2022年末までに7580人の人員削減を行う計画を発表した。自然減や希望退職で進める方針を示したが、フランスのメディアによると、労組は強制的な退職を迫られる可能性を懸念している。

 発表によると、削減はエールフランス本体で6560人と、地方路線を担う「オップ!」で1020人。それぞれ総人員の16%と42%に当たる。

 エールフランスの過去3カ月の売り上げは95%減少した。活動回復には時間がかかり、19年の水準に戻るのは24年になるとの予想。


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