2020年7月3日 16:36 | 無料公開
ロシア陸連のユルチェンコ会長=モスクワ、2月(AP=共同)
世界陸連は2日、組織的なドーピング問題で資格停止処分を科しているロシア陸連が期限の1日までに罰金を支払わなかったため、一部選手の東京五輪参加につながる審査手続きを停止すると発表した。ロシア勢が国際大会から除外される可能性が浮上し、来年に延期された東京五輪の出場に黄信号がともった。
ロシア陸連は個人資格の「中立選手」の五輪への参加条件として、1日までに罰金総額1千万ドルのうち、500万ドルと諸経費131万ドルを払わなければいけなかったという。AP通信はタス通信を引用する形で、ロシア陸連のユルチェンコ会長が期限前に財政難から支払い猶予を求めていたと伝えた。