ペッパーランチ売却へ 「いきなり!」再建急ぐ

ペッパーフードサービスが展開する「ペッパーランチ」の店舗外観=17日、東京都

 経営再建中の外食チェーン大手、ペッパーフードサービスが主力の「ペッパーランチ」事業を、国内投資ファンドJ―STAR(東京)に売却することが2日、分かった。売却額は80億円程度とみられる。売却で得た資金で、もう一方の主力事業「いきなり!ステーキ」の立て直しを急ぐ。

 売却先のJ―STARは2006年設立。和食チェーン「越後屋」や若者に人気のアパレル「WEGO(ウィゴー)」などに投資実績を持つ。

 当初、売却先の有力候補だった食肉卸大手のエスフーズやコメ卸最大手の神明ホールディングス(神戸市)などの連合は、条件の折り合いがつかず断念したもようだ。


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