日中韓が感染防止策を共有 新型コロナ、70カ国超関心

2日、日中韓三国協力事務局などが開いた、専門家らによる新型コロナウイルス対策のオンラインセミナー(ユーチューブから・共同)

 【ソウル共同】日中韓3カ国でつくる国際機関「日中韓三国協力事務局」(ソウル)は2日、新型コロナウイルス感染の防止策の経験を専門家らが紹介するオンラインセミナーを実施した。人口当たりの死者数が比較的少ない3カ国の事例への関心は高く、事前の視聴登録は70カ国以上の2千人を超えた。

 国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)との共催。日本からは政府のコロナ対策に関わる東北大大学院の押谷仁教授が参加。クラスター(感染者集団)発生防止に注力したことや3密(密閉、密集、密接)回避の取り組みを説明した。

 保健システムが脆弱な途上国へのアドバイスを求める質問も出た。


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