駅員らに暴力581件、飲酒6割 19年度、週末や休日に多く

 日本民営鉄道協会やJR各社などは2日、駅や列車内で2019年度に発生した駅員や乗務員への暴力行為は581件だったと明らかにした。18年度より49件減った。加害者のうち飲酒していた割合が356件で61・3%を占めた。週末や休日に多くなり、金、土、日曜はいずれも90件以上。深夜になるにつれて増加傾向だった。

 581件のうち50代と60代以上が計238件で40%超。発生場所はホームが最多の223件で、改札214件、車内69件と続いた。

 全国の鉄道各社は10日からの2カ月間、「たった一発で人生はこわれる。」とのポスターを掲示し、暴力をやめるよう呼び掛ける。


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