学校での流行、早期把握へ 発熱欠席の生徒情報共有

 新型コロナウイルス感染症が学校で広がる兆候をいち早く把握するため、厚生労働省は2日までに、発熱など感染が疑われる症状で休んだ生徒の情報を学校から入力してもらって共有するシステムを活用するよう全国の自治体に通知した。

 緊急事態宣言を全面的に解除した5月25日に政府がまとめた基本的対処方針では、学校での感染者の集団発生を把握する体制を強化することを明記。学校で感染が広がるかどうかははっきりしていないが、北九州市の小学校で複数の児童が感染した事例など子どもの感染が相次いでおり、政府は早期に対応できる取り組みを進める。


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