6月、市中のお金の量565兆円 コロナ支援で過去最大更新

 日銀は2日、金融機関からの国債買い入れなどで市中に供給しているお金の総額が6月末時点で、前年同月比8・0%増の565兆2339億円だったと発表した。3カ月続けて過去最大を更新。新型コロナウイルスで打撃を受けた企業の支援策として、金融機関に有利な条件で資金を供給しているためだ。

 金融機関が日銀の当座預金に預けている残高は8・9%増の447兆196億円。紙幣は113兆2780億円、貨幣は4兆9363億円とそれぞれ5・2%、1・1%伸びた。

 お金の供給量は「マネタリーベース」と呼ばれ、金融緩和の目安の一つとされる。


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