全国戦没者追悼式の縮小を検討 戦後75年、参列者大幅削減も

 政府は戦後75年となる今年8月15日の全国戦没者追悼式について、新型コロナウイルスの感染を防ぐ観点から規模を縮小する検討に入った。例年は天皇、皇后両陛下のほか、遺族ら約5千人と、首相をはじめとする来賓約千人が参加するが、参列者数を大幅に削減する可能性がある。政府関係者が5日、明らかにした。

 式典は通常、天皇陛下がお言葉を述べられ、首相の式辞や献花などを含めて1時間程度開かれている。官邸筋は参加する高齢遺族の感染リスクを挙げ「開催方法を工夫しないといけない」と述べた。

 追悼の辞を述べる代表者数を減らしたり、献花する人数を絞ったりする案が出ている。


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