中国包囲網に警戒感 米国のG7拡大意向で

 【北京共同】中国外務省の趙立堅副報道局長は2日の記者会見で、トランプ米大統領が先進7カ国首脳会議(G7サミット)にロシアなど4カ国を招待する意向を示したことに関し、「中国を狙ったグループづくりは人々の支持を得られない」と述べ、対中包囲網を警戒した。

 趙氏は「いかなる国際組織や会議も、各国の相互信頼と多国間主義に有利なものであるはずだ」と強調。中国への対応を議題とすることは、関係各国の利益に合致しないとけん制した。

 中国国営通信、新華社系の新聞、参考消息(電子版)も2日、拡大G7は「反中連盟」だと非難した。


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