面接解禁、ヤマ場突入 主要企業、ウェブ主流 「売り手変化」に学生不安

ウェブ形式で実施された三井住友海上火災保険の採用面接で、モニター越しに学生と話す採用担当者=1日午前、東京都内

 来春卒業予定の大学生らへの筆記試験や採用面接が1日、政府の定める解禁日となり、就職活動がヤマ場に突入した。新型コロナウイルス感染防止のため、主要企業の多くはウェブ形式で実施。企業の業績悪化を受け、人手不足を背景に続いてきた「売り手市場」が変わることに不安を訴える学生も多く、就活環境は一変している。

 就職情報会社「ディスコ」の5月上旬の調査では、就活生1212人のうち70%超が「買い手市場に変化してきている」と回答。担当者は「先行きが不透明で、多くの学生が難しさを感じている」と指摘する。

 採用活動の日程は、今年から経団連に代わり政府が初めて主導した。


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