ニューカレドニアに投票延期提案 2度目、フランスからの独立是非

 【パリ共同】フランス首相府は30日、南太平洋の特別自治体ニューカレドニアで9月6日に予定していたフランスからの独立の是非を問う2度目の住民投票について、新型コロナウイルスの流行を受け、10月4日に延期することをフィリップ首相が自治体側に提案したと発表した。

 発表によると、フランス国内外から募る投票監視団の準備が間に合わない可能性があるという。

 2018年の住民投票では独立反対が56%超となった。独立派、反対派、フランス政府の3者間で住民投票実施を定めたヌメア協定は最初の投票で否決でも議会議員3分の1の提案で4年以内にさらに2度投票を行えると規定している。


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