迷惑電話、昨年比3倍 コロナ給付金詐欺目的も

 今年に入って詐欺目的とみられる迷惑電話の件数が急増している。対策アプリ開発会社の1月〜5月28日の集計で、昨年は1日平均53件だったが、今年は151件と約3倍に。特に今年4月は179件、5月も185件と拡大している。新型コロナウイルス対策として全国民に10万円を配る「特別定額給付金」に便乗した詐欺もあり、注意を呼び掛けている。

 対策アプリは「Whoscall(フーズコール)」で、電話データベースと人工知能(AI)技術を活用し、国内アプリ利用者のスマートフォンで検知した迷惑電話を集計した。アプリのダウンロード数は世界で8千万件、日本は約200万件だった。


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