チリ最高裁、容疑者拘束認めず 筑波大生不明、コロナ影響で

 【サンパウロ共同】フランス留学中の筑波大生黒崎愛海さんが行方不明になった事件で、チリ最高裁は27日、フランスへの引き渡しが決まった元交際相手のチリ人ニコラス・セペダ容疑者(29)の身柄拘束を認めない決定をした。チリ検察が身柄拘束を求めたが、新型コロナウイルス流行で国境が閉鎖されていることなどを考慮し、最高裁は逃亡の恐れはないと判断した。

 最高裁は今月18日、殺人容疑などでフランス検察が求めた引き渡しを最終決定。3カ月の期間に身柄を引き取るようフランス側に求めているが、新型コロナ流行の影響もあり具体的な日程は決まっていない。


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