都知事選、野党候補選びが大詰め コロナ理由に対決回避論も

 任期満了に伴う東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)に向け、野党統一候補の擁立作業が大詰めだ。自民党は小池百合子知事を支援する方向。立憲民主党は5月中を目標に対抗馬選びを急ぐ。ただ難航が続く状況に、野党内には新型コロナウイルス対策を理由とした対決回避論が出始めた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は18日、記者団に「(コロナ対策の)最前線で取り組んでいる知事を代えることがどうなのか」と述べ、擁立見送り論を提起した。

 立民には小池氏に「排除」された議員もおり、主戦論が強い。枝野代表は21日、記者団に「しかるべき時に判断する」と擁立を目指す考えを示した。


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