宣言翌日の都心、朝の移動6割減 2月比較、ヤフー分析

 新型コロナウイルスの感染防止に向けて緊急事態宣言が出た翌日の8日朝に東京都心部を訪れた人が、感染が広がる前の2月初めよりも6割前後減ったことが9日、ヤフーのビッグデータ分析で分かった。同時に調べた名古屋、大阪、福岡3市の中心部についての減少率は2〜3割台だった。

 小池百合子知事が外出自粛を強く要請した東京で大きく移動が減った一方、3市の減りは少なく地域によって濃淡が出た。宣言の後には各地で一段と減ったが、安倍晋三首相が求めた人と人の接触を最大8割減にするという目標に比べるとまだ不十分という見方も出そうだ。


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