コンビニ、3月売上高3〜5%減 コロナ、営業継続も先行き厳しく

 セブン&アイ・ホールディングスとローソンは9日、2020年2月期連結決算を発表した。両社ともに本業のもうけを示す営業利益は前期比で増えたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で主力のコンビニ事業は3月の売り上げが約3〜5%の減少となった。生活インフラとして営業を継続するが、先行きは厳しい。

 21年2月期の業績予想は両社とも未定とした。セブン&アイの井阪隆一社長は電話会議の記者会見で「どういう状況になるか計り知れない」と危機感を表明した。

 セブン―イレブン・ジャパンの3月の既存店売上高は前年同月比3・2%減、ローソンも約5%減だった。


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