国内の死者100人超 医療態勢の構築急務

外出自粛要請の影響で人通りの少ない東京・銀座=5日午後

 新型コロナウイルスに感染した人の死亡が5日、新たに9人報告され、クルーズ船を含む国内の死者が合計で104人となった。死者数を感染者数で割った致死率は2・3%。イタリアの12・3%よりは低いが、ドイツの1・3%よりは高い水準となっている。医療態勢が逼迫すると、死者数は急激に増える恐れもあり、重症者を重点的に受け入れる地域の医療機関や軽症者が療養する宿泊施設の選定が急務の課題だ。

 感染者が急増している東京都は5日、新たに143人の感染が確認されたと発表した。1日の確認数としては最多を更新し、累計で1033人となった。


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