文科相、受験生が不利益ないよう 授業開始遅れで

 萩生田光一文部科学相は3日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大によって新年度の授業開始を遅らせる学校が相次いでいることを巡り、受験を迎える中学3年や高校3年に不利益が生じることがないよう、大学などに配慮を求めていく考えを示した。

 東京都などは5月まで授業開始を遅らせることを決定。萩生田氏は学校を再開した自治体と、長期間再開できない自治体に分かれた場合、同じ条件で入試を実施するのが公平なのかとの懸念を示し「状況を見ないといけないが、受験生が大きな不公平を被ることがないような体制をつくりたい」と述べた。


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