シャープ、海外でマスク生産検討 三重工場に続き

 シャープは1日、海外でマスクの生産を検討していることを明らかにした。国内では3月に政府調達向けに出荷を始めており、欧州とインド、中国の工場でつくる見通し。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスク不足解消に対応する。

 戴正呉会長兼社長が従業員に向けて発信したメッセージで明らかにした。戴氏は「(マスク生産は)長期にわたって継続できる事業になる」とした。生産開始の時期や工場、規模など詳細は今後詰めるが、欧州はポーランドの液晶テレビ工場が検討対象だという。

 シャープは3月24日に液晶ディスプレーを手掛ける三重工場(三重県多気町)でマスクの生産を始めた。


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