音楽家ら訴え、休業できる助成を 署名30万人、国に提出へ

中止したイベントの補償について、記者会見する篠田ミルさん(左)ら音楽関係者=31日、東京都内(Leo Youlagi撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、行政から営業などの自粛を要請されているライブハウス関係者や音楽家らの有志が31日、東京都内で記者会見を開き、中止したイベントの損失補償や安心して休業できる助成金の交付を国に求めた。

 作曲家坂本龍一さんや歌手倖田來未さんら30万人以上の賛同署名が既に集まっており、近く国会議員らに提出するという。イベント中止による損失のほか、施設の維持費や従業員の給与、出演料などの補償を求める。

 ミュージシャンの篠田ミルさんは「多くの関係者が感染リスクを理解しながらも、日々の暮らしのために活動し続けなければならない状況」と説明した。


  • LINEで送る