競泳、中国の孫楊が五輪アウト 薬物違反で8年資格停止

2019年11月、スイスのモントルーで、CASの公聴会を終えた競泳男子の孫楊(ロイター=共同)

 【ハーマル(ノルウェー)共同】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は28日、競泳男子の2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪金メダリスト、孫楊(中国)によるドーピング検査の妨害疑惑で同選手の違反を認定し、8年間の資格停止処分を科すと発表した。処分期間は28日からで東京五輪は出場できない。

 18年9月に孫楊の自宅で抜き打ち検査が行われた際、同選手の警備員が血液検体の容器を壊したとされる。ただしCASは前後の検査では陰性だったことなどを考慮し、200メートル自由形を制した19年世界選手権の成績は無効にはしなかった。


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