独メルケル与党、過去最低得票率 ハンブルク特別市議会選

 【ベルリン共同】ドイツ北部の国内第2の都市ハンブルク特別市(州に相当)で23日、議会選が行われた。選管の暫定最終結果によると、メルケル首相が属する保守のキリスト教民主同盟(CDU)の得票率は11・2%にとどまった。地元メディアは同議会選で過去最低と伝えた。首位は中道左派の社会民主党(SPD)が維持し、環境保護政党「緑の党」は2位に躍進した。

 ハンブルクでの15年の前回選挙でCDUは15・9%を得票して2位だったが、今回は3位に転落した。

 SPDはハンブルクが地盤で39・0%を得た。緑の党の投票率は気候変動への関心を背景に24・2%で前回の約2倍となった。


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