アジアの空路、各地で縮小 肺炎影響、中国本土外も

国内各地のアジア航空路線への影響

 新型コロナウイルスによる肺炎拡大で人の往来が減り、国内各地の空港で国際航空の運航が一段と縮小している。運休・減便は中国本土に加え、台湾など東アジア各地を結ぶ路線に広がっており、海外での訪日旅行自粛が影を落としたとの見方もある。地元自治体に打開策は見当たらず、地域経済・観光に打撃が及ぶとの懸念が深まりそうだ。

 肺炎は、ツアー客を運ぶチャーター便を直撃し、国土交通省によると、中国の航空会社が飛ばす日中間のチャーター便は2月末まで全面的に止まる。茨城空港では長春便などが3月下旬まで運休だ。ベトナム航空は3月8〜20日、福島―ホーチミンで8便の運航を中止した。


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