米、新核巡航弾7〜10年で配備 軍目標、トマホーク後継

 【ワシントン共同】米国防総省高官は21日、新しい海洋発射型の核巡航ミサイルを「7年から10年程度」で配備することを目指す考えを記者団に明らかにした。低出力で「使える核」と称される小型核弾頭を最近、潜水艦に配備したことと合わせ、中国やロシアとの軍拡競争を加速する恐れがありそうだ。

 新たなミサイルは、2010年に退役が決まった核搭載型巡航ミサイル「トマホーク」の後継に当たる。日本を含む太平洋地域に配備される可能性も指摘されている。

 巡航ミサイルは低空を飛ぶため、弾道ミサイルと比べてレーダーで捕捉されにくく、各国が開発を進めている。


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