2020年2月21日 09:09 | 無料公開
1943年当時、カリフォルニア州マンザナー強制収容所で列を作る人たち。アンセル・アダムズ氏撮影(米議会図書館提供・共同)
【ラスベガス共同】米西部カリフォルニア州議会下院本会議は20日、第2次大戦中の強制収容など不当な扱いにより日系人の公民権と自由を守れなかったことを謝罪する決議案を可決した。1942年にルーズベルト大統領が署名した「大統領令9066号」を根拠に、同州など西海岸中心に日系人約12万人が住み慣れた家から追い立てられ、砂漠や荒れ地などの強制収容所に入れられた。
強制収容を巡っては88年にレーガン大統領が「市民の自由法(強制収容補償法)」に署名し、米政府が過ちを認め謝罪した。9066号署名から78年を迎える中、カリフォルニア州議会として公式の謝罪となった。