日銀、近畿の景気判断下げ 新型肺炎で、15年11月以来

記者会見する日銀大阪支店の山田泰弘支店長=18日、大阪市

 日銀大阪支店は18日発表した関西金融経済動向で、近畿2府4県の景気判断を4年3カ月ぶりに引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大により訪日外国人の消費が減少していることを踏まえた。

 景気判断は「基調としては緩やかな拡大を続けているものの、足元では新型コロナウイルス感染症の影響がみられている」とし、前回1月の「一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかな拡大を続けている」から引き下げた。引き下げは中国などの経済減速で国内景気も停滞した2015年11月以来となる。

 記者会見した山田泰弘支店長は「中国との輸出、観光面の結び付きを考えると影響は大きい」と話した。


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