新型肺炎、北京でも初の死者 発症2800人、死者82人に

新型肺炎の状況を視察するため中国・武漢入りした李克強首相(左手前)。27日、中国の短文投稿サイト「微博」の中国政府公式アカウントに投稿された(共同)

 【北京共同】中国の李克強首相は27日、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した湖北省武漢市を視察、感染拡大の阻止を目指す姿勢をアピールした。上海市は27日、市内の企業を2月9日まで休業させる措置を発表した。中国メディアによると、中国本土の発症者は2800人。北京市で27日、男性1人が死亡し、死者は82人に増えた。北京での死者は初めて。

 カンボジア政府は27日、ウイルス感染者を国内で初確認したと発表。感染者は中国本土のほか14カ国・地域に広がった。

 中国では、中央政府も27日、今月30日までだった春節休暇を2月2日まで延長すると企業や学校に通知した。


  • LINEで送る